こういうタイプの邦画を観るのは初めてかもしれない。
単調な滑り出しに駄作の予感を感じて、何度も停止ボタンを押そうかと思ったが、
一秒毎に引き込まれていく自分がいた。
お隣と「音」なり。繊細な脚本には感心するばかりだ。
監督のこだわった映像色も秀逸、主演のお二人も自然で清々しい。
1時間半ほど経過した時点で、後半の意外な盛り上がりがやってきたのは驚きだった。
エンドロールが流れても停止ボタンを押すべからず。その「音」に耳を澄ませろ。
暖かいものが胸の奥から込み上げてきて、自然と笑みがこぼれた。
★★★※(★★★★★が最高)
ジェネオン・ユニバーサル (2009-11-04)
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